こんにちは、いつもmakeshopをご利用いただきありがとうございます。

ECアドバイザーチームのたけべです。

4月末にChatGPTにショッピング機能が搭載されて、AIに条件を伝えることでインターネット上の商品を選んでくれるようになりました。私も先日、Google検索で探してもどこにも在庫がなかった商品をふとChatGPTに聞いてみたら、唯一在庫が残っていたショップを見つけてくれて購入が出来たという経験をしました。

どんどん身近になってきているAIで、買い物をする時代がもう目の前に来ています。

そんなことから、今回はChatGPTのショッピング機能がどのような優先順位で表示されているのかをmakeshopの機能とともに考えていきたいと思います。

ChatGPTのショッピング機能とは?

OpenAIが提供するChatGPTに「ショッピングアシスタント機能」が追加されました。これは、ユーザーがChatGPTに「予算は1万円くらいで、通勤用のバッグを探して」などを伝えると複数の商品の画像、価格、評価、購入リンクを提示してくれる会話型のサービスです。

ChatGPTに候補として表示されるためには何をしたらいいの?

現時点(2025/05)ではChatGPTを提供するOpenAI社は具体的なアルゴリズムの詳細を公表していないため、一般的に考えられる仕組みとしての見解となります。

検索エンジンでは広告やSEOと言われるような、検索順位を上げるための対策が存在します。

では、ChatGPT上で、商品を表示してもらうためにできることはあるのでしょうか。

1.商品名や商品説明文などに条件となりうるシーンやキーワードを含ませる

ChatGPTは対話型のAIです。会話の文脈に合わせた“関連性”が最優先される傾向にあります。

お客様がAIとする自然な会話を通じて商品検索・比較を行っています。お客様がどんな商品を探しているか、どんな条件を指定しているかによって、表示の際の優先順位が変わります。

たとえば、「春のお出かけ用に、カジュアルで明るい色のトップスをいくつか探して」と伝えた場合、それに合った季節感・色合い・テイストの商品が優先的に上位に表示されています。自社の商品はどのようなシーンが求められるか?を考え、商品説明文を工夫して記入してみてください。商品説明文の見直しや、作成に迷う際はmakeshopのAIアシスト機能(商品説明文・descriptionのAIアシスト機能 – オンラインマニュアル)を利用して作成しましょう。

2.商品情報や在庫状況をリアルタイムなものにする

商品データの鮮度も優先順位が高くなる傾向にあります。古い情報や在庫の無いものは基本的に優先されません。更新頻度の高いサイトは評価されやすいので商品の在庫状況、新着アイテムの掲載、おすすめアイテムなど、リアルタイムで取得された情報をもとに判断しているとの情報もあります。商品の情報、セールの情報、お知らせなどできるだけリアルタイムで更新しましょう。

また、「レビュー数」や「販売実績」などが含まれる可能性もあり、レビュー機能の活用もひとつの方法です。レビューを増やすためには、購入後のステップメール(自動返信メール管理 – オンラインマニュアル)で次回購入時のクーポン特典(クーポン機能)と合わせての依頼などが有効です。

3.クリエイターモードへの切り替えや基本的なSEO対策

ChatGPTが参照する外部のモールや自社サイトは、データ構造が影響することもあるようです。

クリエイターモードはレスポンシブ対応しているデザインになりますので、Googleの検索エンジンも推奨するデータ構造になっています。AIはインターネット上の情報を読み込んでいるので、SEO対策自体も有効といえます。

makeshopでできることとして、ベーシックモードを利用中のショップ様はクリエイターモードへの切り替えや、サイトマップやブラウザタイトル、メタタグdescriptionといった基本的なSEO対策も行いましょう。

クリエイターモードのサンプルショップはこちら

▼クリエイターモードへの切り替えやSEOの設定は下記の記事をご確認ください。

・ベーシックモードからクリエイターモードに移行する方法! – makeshopサポート

・SEO対策の基本!サイトマップを設定してGoogle検索からショップへのアクセスを増やそう – makeshopサポート

・【SEO対策の基本】ブラウザタイトル・メタディスクリプションを設定しよう! – makeshopサポート

最後に

現時点では、ChatGPTのショッピング機能に広告表示が優先されている様子はありません。あくまで「ユーザーの質問にどれだけ応えられるか」を軸に表示しているようですので、商品情報などの基本的な部分の強化や見直しをすることが最適解といえるでしょう。

情報は随時変わる可能性がありますが、インターネット検索やSNS以外での集客方法が増えたことを勝機と捉えて今できることをおこなっていきましょう!